偽造在留カードの見抜き方
在留カードは日本に住む外国人が常に持っているカードです。
この在留カードには氏名・住所・生年月日などの基本情報に加え、在留資格や在留期限など様々な情報が記されています。
近年、この在留カードを偽造して不正に日本に滞在する外国人が増加しています。
先日も福岡で在留カードを偽造した疑いで逮捕者が出たニュースがありました。
ここでは偽造された在留カードの見分け方について解説します。
偽造在留カードについて
在留カードは日本に住む外国人にとって非常に重要なものです。
常に携帯が求められ、日本における在留資格を証明することができます。
それゆえ不正に入国したり滞在している外国人にとっては、在留カードは偽造してでも所持していたいアイテムとなります。
つい先日(3/28付け)の西日本新聞の紙面にも福岡に住むベトナム人男性が偽造在留カードを所持していた疑いで逮捕されたニュースが載っていました。
(web版では有料会員限定で見られる記事になっています。)
外国人雇用を考えている方にとっては身近な問題となりつつあるのが偽造在留カードです。
せっかく雇ったスタッフが在留カード偽造で捕まってしまうのも問題ですが、
なにより雇った会社まで不法就労助長罪に問われる可能性もあります。
犯罪から自分たちを守るためにも、偽造在留カードの見抜き方を知っていることは非常に大切になります。
アプリを使って確認する方法
在留カードにはICチップが組み込まれているため、カードリーダーやスマートフォンのアプリを使って偽造かどうかを確かめることができます。
https://www.moj.go.jp/isa/policies/policies/rcc-support.html
出入国在留管理庁 在留カード等読取アプリケーション サポートページ
こちらのアプリは入管が推奨するアプリです。
もちろんスマホにも対応しているため、その場で在留カードをかざして真正を確認することができます。
(やり方はマイナンバーカードの読み取りと同じような要領です。)
目視で確認する方法もありますが慣れないと難しい面もあるかと思いますのでまずはアプリを使ってみるのも一考かと思います。
目視で確認する方法
入管では目視による偽造在留カードの見抜き方も公開しています。
①絵柄がグリーンに変化
②写真の[MOJ」がホログラムになっている
③カードの左端がピンク色に変化
④文字の白黒が反転
アプリを使って在留カードを確認すると相手にも偽造在留カードを疑われていることがわかってしまうので
相手に気づかれずに確認したい場合などには目視による確認方法を取るとよろしいかと思います。
犯罪に巻き込まれないためにも自衛の対策を知っておくことは大切なことです。
そのほかにも外国人を雇う際に不安なことがある方はお気軽にご相談ください。
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